統合失調症の生活

29歳女子、私は高校生の頃から統合失調症という病気に悩まされています。

最初は病名も知らず病気の自覚がなかったので、通院も途中でやめ服用も中断していました。

25歳の頃、強い自殺願望に駆られ、電車に轢かれようと試みましたが当然飛び降りるのが怖くてできませんでした。そうこうしているうちに警察官に保護され、家族の希望のもと医療保護入院することになりました。

何日か私は鍵付きの部屋に閉じ込められ、最初は状況が理解できませんでした。時には家に戻りたいと暴れ医師にも暴言を吐いたりした結果、もっと酷い部屋に連れて行かれました。一つの部屋にトイレと食事をする場所と寝床が一緒になっていて、まさに収容所にいるような感覚になりました。早く元の部屋に戻してもらうために、食事を摂ってはすぐ寝て起きての繰り返しで抵抗しませんでした。一週間後くらいには、元の部屋に戻してもらうことになりました。入院してからすぐに薬を飲み続けたことにより、気持ちがだんだん落ち着いてきました。

状態がマシになった頃、隔離された部屋から普通の患者と同じように鍵付きの部屋ではなく、一般病棟に連れて行かれました。私は真っ先に公衆電話に向かってお母さんに電話しました。何日間も隔離されて部屋も牢獄みたいで酷かった、早く退院したいから迎えにきてと言いました。でもお母さんは先生がいいっていうまで入院しないといけないと言われました。私は自分の意思ではここから出れないとわかり落ち込みました。早く家族と一緒に暮らしたいと思いました。

一般病棟には多くの患者がいましたが、薬を飲んでいるせいか全員健常者に見えました。一人、年齢不詳の男性が自分のことをガン見してきて、そういうことが何回もあって私はその人のことを睨んでいました。そうすると通りがけに何か言ってきて私も何か言い返しました。その日からそいつとすれ違うたびに私は暴言を投げました。それでも相手も言い返してくるので、私は看護師に状況を伝え一般病棟から少し離れている部屋に移動したいと言いました。そしたら看護師は幻聴の可能性もあるので幻聴ではないと判断できたら部屋を移動していいと言われました。私ははっきり幻聴ではないとわかっていたし、その日以降も通りかかるたびに喧嘩していたのでその度に看護師に話していました。そしたらようやく幻聴ではないと判断してもらえ、部屋を移動することができました。

部屋は横並びに3部屋あり、症状が落ち着いている患者しか入れないそうで、大きな音を出したり他の患者に迷惑をかけたら元の部屋に戻すと言われました。私は真ん中の部屋に入りました。左の部屋の人は静かで特に物音は気にならなかったのですが、右の部屋から何かいつも物音が聞こえてきたので、私はその物音によく反応するようになりました。音が聞こえたら机をコンコン叩いたり、壁を少し音を抑えて叩いたりしていました。入院する前から音に反応してしまう症状があって、我慢することができず自分の気が済むまでやり返してしまう癖が治りませんでした。それは退院した今も変わらずある症状です。

次の記事で入院中の生活の続きを記載します。

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